トルコ中央銀行(TCMB)が2026年10月22日、政策金利(1週間レポ入札金利)を37%から36%へ、1ポイント引き下げました。
トルコリラ円でスワップ運用をしている人は、「スワップは減るの?」が一番気になるところだと思います。
この記事では、TCMBの公式声明で確認できたことと、スワップ運用で確認しておきたいことを整理します。
先に結論
- 政策金利は37%→36%(1ポイント低下)。9月10日の会合は37%で据え置きだった
- 声明は「引き締め的な姿勢は物価安定まで維持」としつつ、利下げの幅と時期は会合ごとに慎重に判断するとしている
- FX会社のスワップは各社が決めるため、政策金利の変化と同じ幅で下がるとは限らない。各社の公式の数字で確認する
TCMBの決定(公式発表)
TCMBのプレスリリース(2026年10月22日、No: 2026-45)で確認できた内容です。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 政策金利(1週間レポ入札金利) | 37% | 36% |
| 翌日物貸出金利 | 40% | 39% |
| 翌日物借入金利 | 35.5% | 34.5% |
9月10日の会合(No: 2026-38)では、政策金利は37%で据え置かれていました。
声明の要点
声明の内容を、要点だけまとめます。
- 月ごとのぶれはあるが、直近のインフレ指標は、基調的なインフレが減速していることを示している
- 内需は弱い。一方、地政学的な緊張によるエネルギー価格の高止まりは、インフレの上振れリスクとして残る
- 引き締め的な政策姿勢は、物価安定が達成されるまで維持する
- 政策金利は、実績と予想のインフレ、その基調を踏まえて決める。幅と時期は会合ごとに慎重に判断する
- インフレ見通しが大きく、持続的に悪化した場合は、引き締める
- 中期のインフレ目標は5%
会合の要旨は、5営業日以内に公表されるとしています。
過去の政策金利の流れは、こちらにまとめています。
スワップ運用への影響:確認しておきたいこと
スワップは各社の数字で決まる
FX会社のスワップポイントは各社が決めて公表する数字で、政策金利そのものではありません。そのため、政策金利が1ポイント下がったからといって、スワップがそのまま同じ割合で下がる、とは言い切れません。
実際にどう変わるかは、各社が公式に出している数字を、日付つきで見る必要があります。
各社のスワップの数字
LIGHT FXの公式スワップカレンダーでは、10/22(木)のトルコリラ円(TRY/JPY)の買スワップは1Lotあたり24.0円でした(2026年10月23日確認)。10/23分は、確認した時点では「公表前」でした。
利下げ後の数字がどう動くかは、各社の公式カレンダーで日付つきで確認できます。
※スワップは日々変動します。数字は確認した日付の時点のものです。
見ておきたい3つのこと
- スワップの数字の変化:数日〜数週間かけて、各社の公式値で動きを見る
- リラ円の値動き:利下げ後の値動きは、保有している建玉の含み損益に直結します。レバレッジが高いほど影響が大きくなります
- 維持率とレバレッジ:スワップが減る局面でも、ロスカットのリスクは変わりません。余裕のあるレバレッジに収まっているか確認しましょう
私自身の運用の記録(みんなのFXのトルコリラ円と、LIGHT FXの実績)は、こちらに載せています。
次に見るもの
- 会合の要旨
- 次回の会合(日程はTCMBの公式カレンダーで確認できます)
- 各社のスワップの更新(上の公式カレンダー)
口座ごとのスワップの違いは、こちらの比較でまとめています。
まとめ
- TCMBは10月22日、政策金利を37%から36%へ1ポイント引き下げた
- 声明は、引き締め的な姿勢の維持と、会合ごとの慎重な判断を示している
- スワップは各社が決めるため、公式の数字を日付つきで確認する
- 利下げ局面でも、レバレッジと維持率の管理は変わらない
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の投資行動を勧めるものではありません。スワップポイントは日々変動し、為替変動や金利の変化で元本を上回る損失が出ることがあります。
出典(いずれも2026年10月22日確認)
- TCMB「Press Release on Interest Rates (2026-45)」 https://www.tcmb.gov.tr/wps/wcm/connect/EN/TCMB+EN/Main+Menu/Announcements/Press+Releases/2026/ANO2026-45
- TCMB「Press Release on Interest Rates (2026-38)」 https://www.tcmb.gov.tr/wps/wcm/connect/EN/TCMB+EN/Main+Menu/Announcements/Press+Releases/2026/ANO2026-38
