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投資信託とFXのスワップ、「増えた分」の見え方が全然違った話|スワップは含み損と並べて見るのが大事

投資信託のグラフ付きタブレットと、スワップのコインが積み上がるカレンダーのイラスト お金の考え方
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投資信託とFXのスワップポイントは、どちらも長く持つ人が多い資産です。ただ、増えた分がどう見えるかは、かなり違います。

投資信託は、基準価額の動きと分配金を合わせて成果を見ます。スワップは、毎日の付与額が、為替の値動きとは別枠で1日ずつ積み上がっていきます。私はLIGHT FXでトルコリラ円を持ち続けていて、2026年10月31日時点の累計スワップは136,270円です。

この記事では、2つの見え方の違いを整理したうえで、「見えるからこそ気をつけたいこと」を私の口座の数字で書きます。

先に結論

  • 投資信託は、基準価額の動きと分配金を合わせて成果を見る。分配金を払うと、その分だけ基準価額が下がる
  • FXのスワップは、為替の値動き(建玉の評価損益)とは別に、毎日の付与額が積み上がって見える
  • 見えやすいのは続けやすさにつながる一方で、スワップだけ見て含み損を見落としやすい。私の口座では、累計スワップの約6割が含み損で相殺されている

投資信託では、増えた分はどこに出るのか

投資信託の値段は「基準価額」で表されます。資産運用業協会(旧・投資信託協会)の説明では、基準価額は投資信託の一口あたりの値段で、純資産総額を総口数で割って出します。

運用がうまくいけば基準価額が上がり、うまくいかなければ下がります。

分配金を出す投資信託もあります。ここで気をつけたいのは、分配金を払うと、その分だけ基準価額が下がることです。分配金は投資信託の財産から支払われるためです。

さらに分配金には、運用の収益から払われる「普通分配金」と、元本の一部を払い戻す「元本払戻金(特別分配金)」があります。同協会は、分配金が多いからといってトータルの成果が高いとは限らず、分配金と基準価額の動きを合わせて判断するよう説明しています。

つまり投資信託では、成果は「基準価額の動き」と「受け取った分配金」を合わせて見るものです。同協会は、分配金や基準価額の変動などを含めたこの成果を「トータルリターン」と呼んでいます。

FXのスワップは、増えた分が毎日別枠で積み上がる

FXのスワップポイントは、ポジションを翌営業日まで持ち越すと、1日ごとに付与されます。LIGHT FXの公式も、持ち越すことで毎日積み上がる仕組みだと説明しています。

ポイントは、スワップと為替の値動きが別々に表示されることです。私が使っているLIGHT FXのアプリでは、口座照会の画面に「累計スワップ」と「建玉の評価損益」が分かれて出ます。また「収益カレンダー」という画面では、日ごとのスワップ付与額がカレンダーの形で並びます。

たとえば、2026年10月19日〜23日の1週間(10Lot=10万通貨)は、私の収益カレンダーではこうでした。

日付スワップ付与額
10/19(月)240円
10/20(火)240円
10/21(水)720円
10/22(木)240円
10/23(金)240円
1週間の合計1,680円

私の記録では、水曜だけ3倍前後の額が付いています。週末の分がまとめて付くためだと理解しています。1円単位で「今日はこれだけ入った」が分かるので、増えた分の手応えはかなりはっきりしています。

一言メモ
各社の「スワップカレンダー」は、1Lotあたりの表示スワップの一覧です。ここで書いている収益カレンダーは、自分の口座に実際に入った付与額の記録で、別物です。

並べて比べると、こう違う

投資信託FXのスワップポイント
成果の見方基準価額の動き+分配金(トータルリターン)累計スワップ+建玉の評価損益
増えた分の見え方基準価額の動きの中に入っている。分配金を払うと、その分だけ基準価額が下がる日ごとの付与額が、値動きとは別枠で積み上がる(私のLIGHT FX口座の場合)
受け取り方分配金(受取コースと再投資コースがある)、または換金決済する、または会社によっては決済せずに受け取る
減る要因基準価額の下落スワップの低下・マイナス化、為替の下落

FXのスワップを、ポジションを持ったまま出金できるかどうかは会社ごとに違います。主要8社の比較は「FXのスワップは決済しないと出金できない?主要8社の公式FAQで比べました」にまとめています。

見えるからこそ、含み損と並べて見る

スワップが見えやすいことには、落とし穴もあります。増えていくスワップの数字だけを見ていると、為替の含み損を忘れがちになることです。

2026年10月31日時点の、私のLIGHT FX口座はこうなっています。

項目金額
累計スワップ136,270円
建玉の評価損益(為替の含み損)▲86,621円
差し引き+49,649円

受け取ったスワップのうち、約64%が為替の含み損で相殺されています。累計の13万円だけを見るとかなり増えたように見えますが、単純に差し引くと残るのは5万円弱です(決済時のスプレッドや税金は含みません)。

スワップは、増えた分と値動きが2つに分かれて見えるぶん、自分で並べて足し算する必要があります。私は毎週、累計スワップと評価損益の両方を記録するようにしています(「当月のスワップ(2026/10)」に毎週土曜に追記しています)。

私の場合、「見える」が続ける理由になった

それでも、増えた分が見えることは、私にとっては続けやすさにつながっています。

2025年1月から2026年9月までの21ヶ月で、スワップの月平均は約6,134円でした。記録といっても、月末に収益カレンダーのスクリーンショットを1枚撮るくらいです。月ごとの実績は「【実績公開】LIGHT FXのスワップを21ヶ月記録した結果」にまとめています。

日々の売買はしていないので、普段はほとんど何もしていません。それでも、毎日数百円ずつ増えていくのが見えると、「今日もお金が働いてくれた」と実感できます。持っている資産が新しいお金を生む、という考え方は「「お金がお金を稼ぐ」とは?労働収入と資産収入の違い」でも書きました。

一言メモ
正直、相場が下がっている週でも、スワップの数字が増えていると気持ちが落ち着きます。ただ、それで含み損から目をそらしてしまわないよう、評価損益も必ず一緒に見るようにしています。

スワップ狙いで気をつけたいこと

  • スワップは下がることがある。 トルコリラ円のスワップは、2025年初めと比べて単価がはっきり下がりました(21ヶ月の実績記事に書いています)。トルコ中銀は2026年10月22日にも政策金利を引き下げています(トルコ中銀の利下げとリラ円スワップへの影響)。金利が下がる局面では、スワップも下がることがあります
  • マイナスになる可能性がある。 金利の状況が変われば、買いポジションでもスワップを支払う側になることがあります
  • 為替の値動きのほうが大きい。 1日のスワップが数百円でも、トルコリラ円が1円動けば、10Lotで10万円の評価損益が動きます
  • 税金のタイミングは会社や口座で説明が違う。 LIGHT FXの公式FAQでは、個人口座の場合、決済前にスワップだけを受け取ったときや決済したときに課税の対象になると説明しています。他社の扱いは各社で確認してください

まとめ

  1. 投資信託は、基準価額の動きと分配金を合わせて成果を見る。分配金は利益とは限らず、払うと基準価額が下がる
  2. FXのスワップは、為替の値動きとは別に、毎日の付与額が1円単位で積み上がって見える
  3. 見えやすいのは続けやすさにつながるが、スワップだけ見て含み損を見落としやすい
  4. スワップは、累計と建玉の評価損益を自分で並べて、差し引きで見るのが大事

増えた分が見えるかどうかは、商品の良し悪しではなく見え方の違いです。どちらを持つにしても、全体の損益を見る習慣だけは持っておきたいと思っています。

それでは、また次回!

不労所得に興味がある方、スワップ用に口座を増やしたい方はこちらもチェックしてみてください。

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一言メモ
本記事のスワップ実績・評価損益は、筆者のLIGHT FX口座(収益カレンダー・口座照会画面、2026年10月31日時点)で確認した値です。投資信託・スワップポイント・税金に関する説明は、2026年10月30日時点で各公式サイトに掲載されていた情報にもとづきます。スワップポイントは日々変動します。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の勧誘や投資助言を目的とするものではありません。FXは元本が保証されておらず、預託した証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

出典

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